2009年6月黒船来襲ぐらいのインパクトがあったのが日本最大手の貴金属精錬・地金販売会社田中貴金属の参入でした。どこがインパクトがあったかというと業界最大手でありながら当時として粗利10%前後と平均的な百貨店やジュエリー業界の買取価格をはるかに超えた高い買取り価格だったからです。きっとネットジャパンや日本マテリアルら商社にとっても衝撃だったことでしょう。これにより今までの高額買取り店はさらに高く買い取る必要性に迫られることになりました。それは当店も同様でした。大手に勝つには結局買取価格で勝てないと話にならないからです。
これにより撤退した業者もあったでしょう。この田中貴金属の高額買取りは良い面と悪い面がでました。良い面は異業種参入組の低い買取り価格の店舗を利用せずとも高い買取りが実現できる一般の認知度が高い大手がでてきたことでしょう。悪い面はさらに競争が激化して専門家や経営が分かる人間からはありえない事を謳う業者がでてきたことだと思います。

その一つが「業者価格で買取ります」買取り専門店の出現です。
(敬称略)
(last update 2013/09/26)

2013年に店主が本音で書いたお役たち貴金属買取コラム

  1. 金、プラチナ、シルバー製ジュエリー買取の歴史
  2. 貴金属買取店のビジネスモデル
  3. 金、プラチナ買取業界の黒船。リタナカの参入
  4. 業者価格とは?
  5. 業者価格で買取りますのカラクリ
  6. 何故業者価格で買取るが不可能か