コンクパールの価値について

コンクパールはそのレア度から買取額も高くなる傾向にあります。

カリブ海に生息する大型巻貝の一種「ピンクガイ」から稀に採取される真珠がコンクパールと呼ばれ、その希少性から買取額が高くなる傾向にあるのです。

コンクパールの養殖が成功したという報告もありましたが、それでもまだ流通レベルとは言えず、かなり希少なパールとして取り扱われています。

色は濃いピンク色で特徴的な火焔模様(かえん)があるものは「最上級」とされています。

ここではそんなコンクパールについてみてみましょう!

コンクパールと通常のパールの違い
フェイクのコンクパール
見た目と価値

コンクパールと通常のパールの違い

一般的なパールにある虹色の光沢(真珠光沢/オリエント効果)はコンクパールには見られません。

その代わり炎のように見えることから名付けられた「火焔模様(フレーム)」が現れます。

フェイクのコンクパール

コンクパールの母貝はクイーンコンクシェルと呼ばれていて、カメオやビーズなどに一般的には加工されます。

このシェルの色がコンクパールと同様の美しいピンク色で、ピンク色部分を研磨してコンクパールのようにした模造真珠が流通しています。

火焔模様は母貝には現れませんが、コンクパールの火焔模様は肉眼では判別できないのがほどんどなので注意しましょう。

見た目と価値

陶器のようなツルツルした表面が普通のパールとコンクパールの違う点です。

交差板構造の真珠でその特徴は火焔模様として現れますが、肉眼で判別できないものが大半なので、多くは顕微鏡で判別されます。

肉眼でも判別できる火焔模様のあるものは稀でその分買取額も上がります。

「濃いイチゴミルク色」「ラズベリーレッド」などと呼ばれる最高級の色合い以外にも

  • ピンク
  • 黄色
  • オレンジ
  • 灰色がかった色
  • 紫がかった色

などもありますが、色合いより「火焔模様」が価値的に優先されるケースがあります。

なので、コンクパールを購入する際は火焔模様がしっかりわかる石から、大きさや色合いを考えて価格とのバランスを考えることが大切です。

コンクパールの価値

コンクパールの出現率は「1,000貝に1個、10,000貝に1個」ともいわれます。

昔、食用で過度に採取されて採取禁止地域が増加したことも理由になり、産出量が大きく増えるとは考えられません。

球状のことはほとんどないことので、他の真珠のように直径を表記できないことからコンクパールはカラット表記されます。

平均は「0.2-0.3ct」にすぎず、ジュエリーで使用できるサイズ・質・形のコンクパールが採取されることはさらに稀です。

硬度は3.5-4.5と一般的なパールと同じで、生き物が作るデリケートな宝石なので取扱いには注意が必要です。

いかがでしたでしょうか?

コンクパールの基礎知識と買取のポイントについてご紹介してまいりましたが、もしコンクパールや他の宝石で買取査定をご希望でしたらオージュまでお問合せください!